undefined

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

女性vsテクノロジー【ジョアン・ロスチャイルド 他】

  • 2008/04/24(木) 21:52:01

女性vsテクノロジーMachina Ex Dea
ジョアン・ロスチャイルド 編
綿貫 礼子・加地 永都子 邦訳
新評論(1989年)

『科学・技術と社会』のレポートを書く上で見つけた資料。
フェミニズム運動、エコロジー運動、ポストモダンに元気があった時代に書かれたとても刺激的な論文集。
でもその時代精神を共有しないぼくにはかなり読みにくいぜ。
あと著者に科学者が殆どいないし。ぼくは当時の現場の話がもっと書かれていると期待したのだけど。

あまり、レポートには役に立たないと思われるけど興味深く感じたポイントを少々メモしておきます。

「科学の目的は自然の支配である」
なんかこういう考え方があったらしい。そこに自然=女性という前提がある。女性=産む性だからだそうである。
自然の支配が目的であるというのは技術的側面に重点をおいて、つまり社会的な利益を重視して科学をみているのではないか?
でも、科学の黎明期から科学には自然の理解を目的とし、自然への尊敬を少なからず持っていたと思う。

「自然vs科学、女性vs男性、調和vs支配」
この論文集では、こういう対立があるんだと明に暗に主張されている。
そんな対立存在するんですか?とぼくは思うのだけど、もしかしたらこれらのような思想はいまも一般に根強いのかもしれない。

「カトリック的思想」
がこの本で批判されている問題の根本にあるんじゃないかと直感的に感じた。
女性は付随的な性であるという社会からのプレッシャー、あるいは劣等感が原動力になっているのではないか?
近年のぼくは、性的マイノリティの問題にばかり目を向けていたんだけど、男女不平等って現在って解決してたのかな?日本ではどうなっていたのかな?
(2008年4月26日追記付加)

とにかく「人間が自然の上位に存在する」という科学的に考えても間違った主張(人間が自然の上とかありえんし。ヒトなんてたかがサルの一種じゃんか)を前提にした文章から上手く意味のある内容を汲み取れるテクを確立したらもう一回この本を読んでみようかと思う。


女性vsテクノロジー女性vsテクノロジー
(1989/01)
ジョアン ロスチャイルド、 他

商品詳細を見る

追記:
何人かの研究者が言ってるのだけど、「欧米人は自然を支配しようとする」イメージがあるらしい。
何かにつけて自然に積極的に手を加えようとするのだそうだ。
キリスト教との関連から考えると、人間を万物の霊長としているから自然を下に置こうとするのか?
自らも含めて神が創った(はずの)自然を支配するのは神からその力を奪う行為にはならないのか(実際、生命工学の分野で初期生命への介入行為を神に背くということで拒否するグループは結構いる)

文化的なトピックは一般化して議論するとややこしくなることがよくある。
気をつけよう

スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。