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食える数学【神永正博】

  • 2011/02/11(金) 17:12:32

食える数学
神永正博 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010年)

(2011年2月11日読了)
数学が社会の中でどんな応用がされているのかという本。
『食える数学』というタイトルなので、いま身に付いてる数学や、これから研究の過程で身に付けようとしている数学が、どのようにお金に結びつくかというヒントがあればと思って読んでみた。
応用例はだいたいネットで調べればすぐ見つかる、聞いた事ある例でそれほど自分の役には立たない。
でも、著者が数学を勉強したり、教えたり、仕事で応用しようとしたときの試行錯誤の話は、理系の学生としては「あるある」ネタで面白かった。
一般向けであるけど、参考書がそれなりに挙げられており、中高生がこれを読んで数学に興味を持ったりしたら良いだろうなと感じた。

大人なら数時間でサラッと読める。立ち読み向け

食える数学食える数学
(2010/11/16)
神永 正博

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数学I・II・III…∞【小針あき宏】

  • 2008/08/27(水) 15:39:26

数学I・II・III…∞高校からの数学入門
小針 あき宏 著
日本評論社(1996年)

同級生が小針さんの本を持って来たので少し読ませてもらった。
まえがきに良いことが書いてあったので引用

 数学が人々から嫌われ、敬遠される理由は、いろいろあるでしょうが、目に見えない一番大きな原因は、<<数学のできる人は、頭が良い>>という、世間一般の迷信にある、と思います。この迷信が、どんなに多くの人の心を傷つけ、劣等感や優越感の、きたならしい差別感情をばらまき、世の中を住みずらくしているか、はかりしれません。数学の問題が、友人より早くできたからと、トクイになって、エエカッコしてみたり、反対に、なかなか理解できないからと、イライラして、自信をなくしたり……。これは数学とカンケイのない、モラルと生理学の問題ですよね。モラルや生理学を数学に持ち込んじゃ、ムチャクチャ。知性以前の迷信です。
 ある女子大の数学科で、「どうして数学科へ来ましたか」と質問したところ、「だって数学するひとは頭がよいでしょ」と、ツンと鼻を空に向けたとか、笑い話にもなりません。フザケルナイ。
 どうか、みなさんは、こういう迷信を捨て、軽い、明るい気持ちで知性的に、数学を見てください。


つい忘れてしまうけど、このひとは学生運動まっしぐらな時代のひとなんだよな。
よく読むとそういう香りが文章に現れている、というのは偏見か

あとは、ふざけた調子で漫才のように書かれている。オモロイ
まえがきには「役に立たない参考書をめざした」とも書かれていた。

数学I・II・III…∞―高校からの数学入門数学I・II・III…∞―高校からの数学入門
(1996/06)
小針 〓宏

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ネクタイの数学【トマス・フィンク, ヨン・マオ】

  • 2008/04/24(木) 16:46:18

ネクタイの数学ケンブリッジのダンディな物理学者たち
トマス・フィンク ヨン・マオ 著
青木 薫 邦訳
新潮社(新潮OH!文庫 2001年)

(2008年4月23日読了)
男子たるものネクタイは毎日締めるべきである。
でなければどのように個性を表現するのか?
とまでは言わないが、ぼくは好きで毎日ネクタイを締めているのでその締め方にはこだわりたい(追記参照)。
数学的に可能な締め方(ノット)をすべて示した本があるというので読んでみた。
ちなみにすでに在庫なしのため、中古で購入した。

この本の骨子はノットを作るときの移動方法が6種類(左、右、センターの3つに対して手前、奥の2方向)であることから、3角格子上のランダムウォークに置き換え、いくつか制限をかけることで85種類を導き出すことである。
付録で巻末に乗っていた数式は時間と専門知識の関係で吟味できなかったが、上記の理論は概ね認めることができた。
ただ、制限が少々きついのではないかと感じた。
制限のひとつで「最後に輪に通して結びを作る」とき、必ずセンターを通り結びに至るようにしているが、そのせいで結局どのノットも三角形で剣が真下に落ちている形になっている。
でも、剣はどうせ重力で下に落ちるのだから横に突き出た形を導き出してもいいと思うんだ。
あと現実にネクタイを使って結ぶとき、長さの制限があるからステップに制限をかけるのは当然にしても、ノットの数は制限をかけなくてもいいんじゃないか?
もちろんノットが増えても上記85種類にセンター以外で終わるノットを加えたものの組み合わせですぐ計算可能だが、実際視覚的に表現してみたら面白い形があるかもしれない。
また、ボウノット(蝶ネクタイの結び目)みたいに輪を入れるやり方や、アスコットタイのような最後にピンで留めることを想定した手順も無視されている(ボウタイもアスコットタイもそれ自体現在少数派だけど)。
そのあたり、なんの断りもなく制限を入れているのはイギリス人著者のこだわりか、保守性か?

85種類のノットの作り方は、すべて非常にわかりやすい図が付いているが、完成形の写真が一部しか載っていないのは残念。
実際にどんなシルエットになるのかは結んでみないとわからない。

理論と説明以外に、ネクタイの歴史にも触れているのは良い。

ネクタイの数学―ケンブリッジのダンディな物理学者たち 男性の首に一枚の布を結ぶ85の方法 (新潮OH!文庫)

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