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食える数学【神永正博】

  • 2011/02/11(金) 17:12:32

食える数学
神永正博 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010年)

(2011年2月11日読了)
数学が社会の中でどんな応用がされているのかという本。
『食える数学』というタイトルなので、いま身に付いてる数学や、これから研究の過程で身に付けようとしている数学が、どのようにお金に結びつくかというヒントがあればと思って読んでみた。
応用例はだいたいネットで調べればすぐ見つかる、聞いた事ある例でそれほど自分の役には立たない。
でも、著者が数学を勉強したり、教えたり、仕事で応用しようとしたときの試行錯誤の話は、理系の学生としては「あるある」ネタで面白かった。
一般向けであるけど、参考書がそれなりに挙げられており、中高生がこれを読んで数学に興味を持ったりしたら良いだろうなと感じた。

大人なら数時間でサラッと読める。立ち読み向け

食える数学食える数学
(2010/11/16)
神永 正博

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セックスはなぜ楽しいか【ジャレド・ダイアモンド】

  • 2010/03/16(火) 15:46:14

セックスはなぜ楽しいか
ジャレド・ダイアモンド 著
長谷川寿一 訳
草思社(1999年)

(2010年2月 2回目読了)
原題"Why Is Sex Fun?"
真面目な生物学の本である。
この本をひとにプレゼントしようと思って、何か非専門家に誤解を与える表現がないか確認するために、また、2年間人間行動進化学を勉強して、何か新しい見方ができないかと思って通読してみた。

ジャレド・ダイアモンドの文章は、非専門家にもわかりやすいが、丁寧で議論に隙がなく、あまり誤解を与える内容ではないと結論した。
若干、ヒト以外の動物の例をあげて、議論が飛躍していると思われる点があるけど、その点はきちんと断りが入っているので、誤解も少ないと思われる。

ただし、『第7章 セックスアピールの真実』において、女性の乳房の進化が「正直さの宣伝モデル(シグナルモデル)」で説明可能であるという点は、もう少し至近要因による補強がないと納得がいかない程度に弱い妥当性だと思われた。

もう10年前の本で、廃刊になってる。
自分にはもう必要ないので、申し訳ないけど自分の中古品をプレゼントすることにした。

セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)
(1999/04)
ジャレド ダイアモンド

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嗚呼、南無サンダー by 一休【コラム】

  • 2009/10/22(木) 16:18:52

「南無三」って直訳だと「三宝(仏法僧)に帰依します」って意味だけど、実際には感動詞として使われてるよね(最近は使わないか)。英語の「Jesus」に近いよね。
「ナンマンダブ(南無阿弥陀仏)」もそうだし、アッラーが語源のスペイン語の「Ole!」も使うシチュがまったく逆だけど感動詞として使う。
こうしてみると、信仰の対象がはっきりしてると咄嗟のときすぐ出てくるから感動詞に成りえるのかなあと思う。
「変身物語」を読むと、ローマ人はそのTPOに合わせて必要な神に声をかける。若い女性が助けを求める時はミネルワとかディアナに、詩をうたうときはアポロに。よく知らないけど、神道でもきっとそうなのだろう。謙信に単騎突入くらったとき信玄はきっと「うわぁ!諏訪大明神!」って叫んだのだろう。

ここでひとつ疑問が湧くのだけど、創○学会信者はなんと叫ぶのだろう?
彼らを拷問にかけてやったら断末魔に「池田○作!」って叫ぶのだろうか?

こんな疑問に答えてくれるかもしれない架神恭介先生の「完全教祖マニュアル」は11月発売です。
お買い求めはぜひ下のアフェリエイトから!と、書きたいところなのだけど、まだアマゾンに商品が登録されてないorz
本当に発売するんですか?
(11/10追記 ついに発売!興味が湧いたら下のリンクをポチっと押して買ってくれよな!ぼくは読んでないから中身の保証はしないけども)


ちなみにパンクスはう○こに篤い信仰を寄せているらしいので「Holly shit!」とか「Bull shit!」とか叫ぶみたいです。
ぼくのようなクラオタは野蛮なことが大好きなので「Bravo!」とつい叫んじゃうのです。


「法の光よ 世界に満ちて 悪を切り裂け
オン インダラヤ ソワカ ―――― 南無サンダー!」
インドラの矢が敵の頭上へ降り注ぐ。相手は死ぬ。
敵全体に雷ダメージ。MP消費200


「完全教祖マニュアル」公式ブログ
教祖マニュアル
http://d.hatena.ne.jp/Halalneet/


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完全教祖マニュアル (ちくま新書 814)完全教祖マニュアル (ちくま新書 814)
(2009/11)
架神 恭介辰巳 一世

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最も危険な場所【スティーヴン・ハンター】

  • 2009/08/27(木) 11:22:46

最も危険な場所
スティーヴン・ハンター 著
公手成幸 訳
扶桑社ミステリー(2002年)

(2009年8月25日読了)
読むのは2回目。
ちょっと前にドラクエ4をやってたら「グリンガムの鞭」ってのが出てきて、「そういや、ハンターの小説でブルーガムだかグリーンガムだかって黒人差別用語が出てきたな」というのを思い出し、グリンガムという毒々しい響きの語源が気になった。
まずは小説でどういう表現がなされてたか確認の為に読み出したら、面白くて一気に読んでしまった。

実際に書かれてたのは「ブルーガム」、「歯茎の青いクロンボ」という言葉にそうルビがふられ、「あいつらの歯には毒があるから、噛まれると死ぬ」と続き、つまり「あいつらは同じ人間じゃねえ」レベルの酷い差別用語だ。

さっそく俗語にも強い英辞郎を引いてみるも、知りたい意味は見つからず。
blue gumとは一般にユーカリのことだそうだ。確かにユーカリには毒があるな。
英語版Wikipediaでもユーカリのことしか書いてない。
green gumで検索すれば、当然ロッテの例の商品がリストに並ぶ。

はてさて、こういうときはどうやって調べたらいいのだろう?

最も危険な場所〈上〉 (扶桑社ミステリー)最も危険な場所〈上〉 (扶桑社ミステリー)
(2002/05)
スティーヴン ハンター

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最も危険な場所〈下〉 (扶桑社ミステリー)最も危険な場所〈下〉 (扶桑社ミステリー)
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感性の起源【都甲潔】

  • 2009/08/11(火) 14:38:32

感性の起源
都甲 潔 著
中公新書(2004年)

(2009年8月11日読了)
去年の4月に先生に借りたまま、ずっと読んでなかったのをここ3日くらいで読み片付けた。
ヒトの感覚(sense)について、科学的事実から述べたエッセイ。
著者の教養は広く、内容も興味深い。
特に新しい試みを考察している「第5章 味覚を表現する」、「第6章 嗅覚を表現する」は面白い。
ただ、全体として、個々のエピソードは詳しく書かれているのに、それを繋げるロジックは余り正確ではないように感じた。
生物について述べるとき、縦糸としてもっとも一般的なロジックは「進化」であるが、著者の進化に関する理解は十分でないようだ。
「目的論的理解」「進歩主義(単純(下等)→複雑(高等))」というありがちな誤解があるようだ。
著者は進化学に強い九州大学の出身だが、生物学者ではなく情報工学が専門なので、仕方のないことだし、軽いエッセイとしてみれば許容範囲の不正確さだと思う。
ただし、「感性の起源」というタイトルにしては内容不十分と言わざるを得ないのが残念。
あと、自分化中心主義な傾向があり、東洋、日本、関西の文化への批判精神が薄いと感じた。
例えば下記の文にそれが顕著だ

 かつおぶしや昆布の利用は、海に囲まれたわが国の特権ともいえる。昆布は、水につけてうま味を出し、沸騰直前に取り出す。かつおぶしは、沸騰させた水にさっと煮出すだけで、そのうま味が出る。このようなうま味をいつでもすぐにだし、しかも料理の素材の味を活かすのは、日本料理の神髄ともいえるものである。新鮮な材料の入手が容易な日本ならではの料理法である。
 一方、西洋料理では、ツルゲーネフの『猟人日記』に「料理をおいしくするのは材料の味をいかに変えてしまうかである」とあるように、食品素材の味を変えることによって、複雑でコクのある味を出している。中国でも「足のはえているもので食べられないのは机だけであり、翼のはえているもので食べられないものは飛行機だけである」といわれるとおり、料理とは、食べられないものを食べることができるように加工することと考えられている。その意味において、関西の食は、食材を活かした洗練された食という意味で、日本の食文化の原点である。


各料理への記述はだいたい正しいと思うけど、どれが「洗練された」ものであるかは主観的な、尺度の設定のしかたによる問題だ。
まあ、確かに関西の料理はうまいけど。
九州大学の出身者の話によると、九大の近くではうまいものがたくさん食べられるらしい。街から離れた大学に通う身としては羨ましい話だ。

感性の起源―ヒトはなぜ苦いものが好きになったか (中公新書)感性の起源―ヒトはなぜ苦いものが好きになったか (中公新書)
(2004/11)
都甲 潔

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